EAT & BITE

食べたもの、作った料理を掲載します。(株)東風社 代表取締役社長 幸本陽平です。

身近なビジネス話題

意識することで情報は集まる

私の車が間もなく車検を迎えます。 その次の車検の前には売って、別の車に買い換えようかな?と漠然と考えています。 そうなると、無意識に街中の車に目が行きます。へぇ、この車種は知らなかったけど意外といいな。この車、意外と後部座席は狭いな。といっ…

やなせたかし展を見て~すべては表裏一体

先日、美術館でやなせたかし展を見てきました。 ご存知、アンパンマンの作者です。 氏のアンパンマンは、当初は顔を食べさせるなんて気持ち悪い、グロテスクだ、と批判の声が多かったと言われます。 特に初期は、顔を食べさせて人を救うことが中心のストーリ…

印象を残すにはわかりやすいたとえと数字を入れる

先日、メンタリストのDaiGo氏がテレビに出ていました。 その発言を聞いて、「さすが、わかりやすく伝えるのがうまいな」と思ってしまいました。 それは、彼が女性にフラれたという話題で、でもメンタリストなら相手の気持ちがわかるのでは?と質問され、こん…

伝わる話のカギは具体性

※夏休みおよび執筆活動などで約1ヶ月半ブログをお休みしていました。再開します。 突然ですが、以下の二つの文章のどちらがあなたに「伝わる」文章でしょうか? A.「ああ、中華料理が食べたいなあ」 B.「ああ、駅前の幸本亭のエビチリが食べたいなあ」 もち…

それはお客様が本当に望んでいますか

先日、仕事の合間の休憩時間に、ネットカフェA店に入りました。(漫画喫茶などいろいろお店の名称はありますが、ネットカフェに統一します。) そのA店は初めて入ったお店でした。 店内は大量のマンガで圧迫され、客同士ですれ違うのもやっとでした。 ドリン…

伝聞形式で信頼性を高める

前回の自慢よりも自虐で書いたように、自分で自分のことをすごいぞ!とアピールする人や企業は信用できないものです。 yoheikomoto.hatenablog.com では、どうするか?というと「第三者に言ってもらう」のです。 例えば部下や社員をほめるときも、直接「頑張…

自慢よりも自虐

あなたがエアコンを買いに行ったとします。 店員A「このエアコンがベストです、これ以外考えられません」 店員B「立ち上がりの時間はかかるのですが、省エネ機能がすごいので電気代は安くなりますよ」 どちらをより信頼できそうでしょうか? なんとなく店員B…

あなたの商品の○○を探してみましょう

「この商品の良さを一生懸命アピールしているけど、売れないんです」 研修でもコンサルティングでも、このような相談をよく受けます。 ではその商品の良さって何ですか?と聞いてみると、企業側の人が一方的に思っている「良さ」だったりします。 「買うこち…

「得をする」よりも「損をしない」ことを優先すべき理由

サンドイッチチェーンの「サブウェイ」がアメリカでも日本でも閉店数を増やすなど苦境だ、というニュースを最近見ました。 forbesjapan.com president.jp (正直なところ、記事内の日本の閉店理由については本当にそう?と首をかしげる箇所もあるのですが...…

値段の付け方、常識や慣例を見直してみましょう

先日、あるコーヒー豆のお店を訪れました。 そのお店は生豆をその場で好みの度合いで焙煎してくれます。 変わっているのがその売り方です。 透明プラスチックのカップに生豆が入っていて、どれも一律「千円」なのです。 たとえば100g500円の豆だったらカップ…

無いものは、無い

「画期的なアイデアに実は新しいものはない。すべては既存のアイデアの組み合わせだ」 このように言われることがあります。 人は0→1のように画期的なアイデアを生み出すことを期待します。 しかし現実には難しいものです。 それはなぜかというと、私がよく言…

商談で競合を使っていると言われたら「○○」と返答しましょう

先日、私はある家電メーカーD社のショールームに行きました。 そこで掃除機を試させてもらい、販売員の方と掃除機の性能などについて雑談していました。 私が競合のE社製品を使っていることやここが違いますね~などと話していると、販売員がこんなことをポ…

あなたの商品をニュースにしてもらうコツ ~ テレビ全局がニュースにした事例から

※GW前後は更新をお休みしていました。ブログを再開します。 今回は、マスコミやメディアの取材を受けやすくなる「ちょっとしたコツ」をお話しします。 昨日の夕方は自宅にいたのでテレビを見ていました。 すると民放のニュースが4局ともほぼ同時に同じニュー…

「腑に落ちない」ことこそやるべき理由

こちらの本に、印象深いことが書いてありました。 御社営業部の「病気」治します (日経プレミアシリーズ) 作者: 藤本篤志 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/11/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 132ページ以下の内容で…

部下指導は「復唱」と「問いかけ」をする

前回は「部下指導は『解決』しようとしてはいけない」ことをご紹介しました。 yoheikomoto.hatenablog.com 部下の悩みや相談を「解決」することは良いことのように思えます。 しかし実際には 1)部下はその解決策に反論できない 2)部下が自分で解決しなくな…

部下指導は「解決」しようとしてはいけない

※以下は、お取引先の情報保護のため、昨年の私の体験を少々デフォルメしています。 「幸本先生、部下指導って難しいですね...」 指導先で新任の男性係長にそんなことを言われました。 部下を持つようになったものの、過剰に気を使ってしまい、うまく指示や指…

わかりやすい話をする人は最初に○○○を話す

わかりやすい話し方・書き方といった「伝え方」の研修をしばしば実施します。 そこで次のようなお題を出すことがあります。 「入社初日の新入社員に、あなたの仕事をわかりやすく説明してください。」 そうするとみなさん、私の仕事はこんな内容で、こんなこ…

あなたの会社やあなたの言動に「一貫性」はありますか

先日、友人からこんな話を聞きました。 「この前カイロプラクティックに行って、腕はすごくよかったんだ。だけどカイロプラクティックはアメリカでは医療として認められているって言っているわりに、インチキくさい健康食品が棚にずらっと並んでいて。特に売…

成果を出したいときは「行動」に焦点を当てる

「今期の売上が目標に届かない...」 「従業員にやる気がない...」 そんな状況は誰でも辛いものです。 そして打開しようといろいろなことを考えます。 とはいえもちろんそれが毎回うまくいくわけではありません。 商売には「自分でどうにかできる要素」と「自…

形容詞を使わずに指示や説明ができますか

ある新聞記者の方のお話を聞いたとき、こんなことをおっしゃっていました。 「私たちは上司から『形容詞を使わずに記事を書け』と厳しく指導されます」 ※この場合、「形容詞」は厳密な用語としてではなく、何かを修飾するための言葉、くらいの意味でとらえて…

比較する対象によって印象は変る

このような文章を目にしました。 「その喫茶店の店主はじっくり時間をかけてコーヒーを抽出した。 そして差し出されたコーヒーはわずか指3本分だった。」 さて、あなたの指を実際に見てください。 指3本分、というのはどれくらいの量でしょうか? スターバッ…

つっこまれる余地を残しておきましょう

私は今年で39歳です。 コンサルタント・研修講師としては若い部類です。 一般にこういった職業は、年齢や経験がものを言うのが一般的です。 そのため、若いということは弱点であるとみなされがちです。 しかし反対にメリットもあります。 それは、「お客様か…

営業は「説明」してはいけない

先日、ある店頭で商品のメガネを見ていたときのこと。 私が店頭を見始めると、店員さんが話しかけてきました。 「お客様、このフレームは~で、通常○万円が当店だと○万円なんですよ。他にもブランド○○は○○円、ブランド××は××円、そしてこちらは…」 こんな体…

商品よりも「売る場所」を変えてみよう

”日本一の長さが体験できるフード&スイーツ専門店が原宿にオープン”というタイトルのニュース記事がありました。 www.fashionsnap.com これを見た、ある台湾の人の一言。 「台湾だったらそこらの夜市で売っているものばかり。原宿だとおしゃれフードになる…

わかりやすいフレーズに要注意

最近、「働き方改革」というフレーズをよく見聞きします。 ではどのようなものか?と中身を見ると使う企業や団体によってバラバラです。 せいぜい「残業を減らそう」「休日出勤をやめよう」といったことを「働き方改革」と言い換えているだけ。 これが「一日…

プレゼンはプレゼント

研修でプレゼンテーションを指導することがよくあります。 プレゼンテーションの研修で見られる一番の誤解は、プレゼンテーションを「うまく話すこと」だと思っていること。 プレゼンテーションも手段と目的から考えてみましょう。 プレゼンテーションの目的…

数字に強い人は○○を見る

次のクイズを考えてください。 「あるコンサルタントが企業に『5億円の利益が増加する計画』を持ち込んだ。その計画は完璧かつ簡単で、確実に成果が出るであろうものだった。しかしその企業はその提案を断った。なぜ?」 いかがでしょうか。 そのコンサルタ…

「他に取って代わられない商品」になるには

www.nikkei.com 出版市場の縮小は13年連続だそうです。 出版科学研究所は25日、2017年の出版市場が前年比7%減の1兆3701億円だったと発表した。 これまでは堅調だった漫画の単行本すら大きく減少し始めました。 最後の砦(とりで)の漫画単行本(コミック…

給料アップと従業員のやる気の関係とは

「幸本さん、従業員のやる気を高めるためには給与やボーナスを上げるべきなのでしょうか」 「先日、臨時ボーナスを出したのですが社員がさほど喜んでいるように見えないんです。どうしてでしょうか」 賃金に関するご相談はとても多く寄せられます。 給与の制…

手段と目的を混同しない

私はビジネス研修を提供しています。 研修の目的は様々ですが、 「社員が成長すること」「それによって所属企業にメリットをもたらすこと」 などが挙げられます。 「研修を受講し、理解すること」自体は手段であって、目的ではありません。 しかし、人はつい…