EAT & BITE

食べたもの、作った料理を掲載します。(株)東風社 代表取締役社長 幸本陽平です。

謙遜は損

学校で先生に指名されて「答えが合っているかどうかわかりませんが...」

上司に頼むよと言われて「うまく行くかわかりませんが...」

こんな風に前置きをするのがクセになっている人はいないでしょうか。

これは「自己ハンディキャッピング」と呼ばれる行為です。

 

なぜこのように言ってしまうかというと、このように言っておくことで相手の事前期待を減らし、うまくいかなかったときに責められる可能性を減らすことができるからです。

しかしこの「自己ハンディキャッピング」はやらない方がいいでしょう。

 

一つは、この自己ハンディキャッピングをすることで自分自身に「だから、うまくいかなくても仕方ない」と暗示をかけてしまい、心にブレーキをかけてしまうからです。

 

もう一つは、相手にとっていい印象を与えないからです。

質問をされて「合っているかわかりませんが...」と言った場合、言われた相手の心情を考えてみましょう。

■合っていたとき...「でも自信はなかったんだな、たまたまだな」

合っていなかったとき...「やっぱり合っていなかった」

 

結果が正解でも間違いでも、そのように言って得をすることはありません。

謙遜をしているつもりが、「損」でしかないのです。

 

いきすぎた謙遜は、マイナスの印象しか残しません。

つい「合っているかわからないのですが...」と口ぐせが出てしまう人は、気をつけたほうがよいでしょう。

アイデアを生むには場所を変えよう

路面電車に乗ったところ、小学生の集団と一緒になりました。

引率の先生もいたので、平和公園にでも行くのでしょうか。

広島ではよくあります。

社内は混んではいたものの、4年生のみなさんは静かにしていて、迷惑をかけることもありません。

とはいえ社内は混んでいるので、今日くらいはスマホを見ずにボーっとしようか...となんとなく仕事の考え事をしていました。

 

すると、いいアイデアが二つ浮かびました。

もしもスマホでニュース等を見ていたら浮かばなかったことでしょう。

混んだ電車だからこそ、です。

 

「人生を変えたかったら住む場所を変えろ」

「仕事の成果は移動距離に比例する」

などの言葉もあります。

強制的に場所を変えることが新たなアイデアを生む秘訣なのかもしれません。

成果を時間で評価してはいけない

今回のタイトルから、

「従業員の労働時間の長さでその人を評価するのはよくない、という話だな」

と思われたかもしれませんが、そうではありません。
(まったく無関係でもないですが)

私は研修で、グループワークの時間を取ることがあります。

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トップこそ一挙手一投足がお客様に見られています

私は先日、ある会合に出て、ある企業のトップの方のお話を聞きました。その企業はあるメーカーの販売会社で、売上は数百億円あります。
(隠している部分が多くてすみません)

そのお話は、はっきり言って「失言」のオンパレードでした。

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知らないうちに、ハードルが高くなっていませんか

あなたの商品やサービス、実はお客様にとって「ハードルが高い」ものになっていませんか?

私は最近、紅茶をよく飲んでいます。

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「集客」は今すぐやめましょう

「集客してはいけない」

こんな風に言われたら、どう思うでしょうか。

「何を言っているんだ、まずは集客だろ」

「書籍でもWEB広告でも、いかに集客するかって話題が多いだろ。それだけ需要があるんだ」

逆張りで注目を集めたいのか」

…と思われるかもしれないのですが、決して逆張りを狙っているわけではありません。

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偏ったネット情報よりも「5人に聞く」

私の「5人聞き取り」について、ある方からこんなことを言われたことがあります。

今はインターネット調査とかビッグデータとかも盛んですが、わざわざ5人に聞くっていうのは、その逆を狙ったんですか?

私としては「逆を狙った」わけではなく、この5人聞き取りという形式の調査が99%の企業に最適だと確信しているから選んだ、に過ぎません。

しかしそのようにおっしゃる気持ちもわかります。

インターネットにせよ、ビッグデータにせよ、様々な大量のデータが以前よりも簡単かつ安価に分析できるようになりました。

それなのにわざわざアナログに、買った人のところに話しを聞きにいくなんて、と。

しかし、考えてみてください。

イギリスのEU離脱はあれだけ世論調査で残留が予想されていたにも関わらず、離脱になりました。

記憶に新しいヒラリーVS.トランプの米大統領選挙も、事前の調査に反してトランプ氏が当選しました。

もはや大規模な調査は意味を持たないのです。

もっといえば、インターネット上の情報は信用ならないと言えるでしょう。

たとえば実際に、アメリカのFacebookでは、知識層はトランプ氏を批判的に書く人が多くいるものの、実際にはトランプ氏が支持を集めました。

また、Youtubeで人気の動画も、語弊を恐れずに言えば「時間はあるがお金はあまりない人」の方が見ている確率が高く、必ずしも万人に人気とは言えないでしょう。

だからこそ、本音はネットではなく、直接聞いて集めなければなりません。

ネット上ではウソは簡単につくことができますが、面と向かってウソをつくことはかなりのエネルギーを必要とします。罪悪感もあるでしょう。だからこそネットに出てこない本音を集められるのです。

お客様の「本音」を知りたい方は、ぜひ5人聞き取りをご検討ください。