EAT & BITE

食べたもの、作った料理を掲載します。(株)東風社 代表取締役社長 幸本陽平です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

商品よりも「売る場所」を変えてみよう

”日本一の長さが体験できるフード&スイーツ専門店が原宿にオープン”というタイトルのニュース記事がありました。 www.fashionsnap.com これを見た、ある台湾の人の一言。 「台湾だったらそこらの夜市で売っているものばかり。原宿だとおしゃれフードになる…

社員の育成・昇進は「階段」か「はしご」か

あなたの会社では社員をどのように育成・昇進させていますか。 日本語では「出世の階段」などという表現をします。 一方、英語ではmove up the ladder、つまり「はしごを登る」と表現します。 階段とはしご、このあたりに日本語文化圏と英語文化圏、特に日本…

問題の原因を「気持ち」にしてはならない

少し前に、テレビのバラエティ番組で、タレントが黒塗りメイクをしたことに対して「黒人差別ではないか」という声がありました。 私はそうした分野の専門家ではありませんし、この件に関してどのような考えが正しいといったことを論評する気もありません。 …

わかりやすいフレーズに要注意

最近、「働き方改革」というフレーズをよく見聞きします。 ではどのようなものか?と中身を見ると使う企業や団体によってバラバラです。 せいぜい「残業を減らそう」「休日出勤をやめよう」といったことを「働き方改革」と言い換えているだけ。 これが「一日…

プレゼンはプレゼント

研修でプレゼンテーションを指導することがよくあります。 プレゼンテーションの研修で見られる一番の誤解は、プレゼンテーションを「うまく話すこと」だと思っていること。 プレゼンテーションも手段と目的から考えてみましょう。 プレゼンテーションの目的…

数字に強い人は○○を見る

次のクイズを考えてください。 「あるコンサルタントが企業に『5億円の利益が増加する計画』を持ち込んだ。その計画は完璧かつ簡単で、確実に成果が出るであろうものだった。しかしその企業はその提案を断った。なぜ?」 いかがでしょうか。 そのコンサルタ…

「他に取って代わられない商品」になるには

www.nikkei.com 出版市場の縮小は13年連続だそうです。 出版科学研究所は25日、2017年の出版市場が前年比7%減の1兆3701億円だったと発表した。 これまでは堅調だった漫画の単行本すら大きく減少し始めました。 最後の砦(とりで)の漫画単行本(コミック…

給料アップと従業員のやる気の関係とは

「幸本さん、従業員のやる気を高めるためには給与やボーナスを上げるべきなのでしょうか」 「先日、臨時ボーナスを出したのですが社員がさほど喜んでいるように見えないんです。どうしてでしょうか」 賃金に関するご相談はとても多く寄せられます。 給与の制…

欠けている部分に気を取られていませんか

(上記画像はAmazonより引用) あなたが上の画像を見て、どこに目が行きますか? おそらく右の欠けた部分ではないでしょうか。 「ドーナツが(本来の8割以上は)ある」 ことよりも、 「ドーナツが欠けている」 ことの方に意識が行くはずです。 このように人…

手段と目的を混同しない

私はビジネス研修を提供しています。 研修の目的は様々ですが、 「社員が成長すること」「それによって所属企業にメリットをもたらすこと」 などが挙げられます。 「研修を受講し、理解すること」自体は手段であって、目的ではありません。 しかし、人はつい…

そのツルハシ、本当に金を掘れますか

「ブログで集客!」などと言われたら「そうか、やってみようかな」などと思う方もいると思います。 しかし、それで儲かるのはそのセミナーを行う講師だけ...という笑えない話もあります。 「ゴールドラッシュで儲かったのは金を掘った人ではなく、ツルハシを…

無意識の専門用語に気をつけよう

私が化粧品ブランドの会員組織(メンバーズカードとかを作ってポイントがたまるアレです)の運営を担当していたときのことです。 年に一回、「リクルーティングキャンペーン」という、お客様に入会を促して入会者数を増やすキャンペーンを行っていました。 …

「質問」が「詰問」になっていませんか

ある年下のコンサルタントから、こんな相談を受けました。 「取引先の社長に、コンサルを開始するに当たってヒアリングを行ったんです。初回なので、現状について詳しく聞こうとしました。すると徐々に表情が険しくなっていったのです。最後は不機嫌になって…

減らすカイゼンより増やすカイゼンを

ある研修で 「ご自身や部署のカイゼン策を考えてみてください」 という課題を行ったときのことです。 そこで提案されたカイゼン策の9割以上は「削減策」でした。 たとえば、 ・4人でやっていた業務を3人でやる。 ・3日かかっていた業務を2日で行う。 ・100万…

何かを否定したくなったときこそ自分自身を見つめ直す

人間、年齢を重ねると、どうしても頭が固くなります。 そして「自分の常識とは異なるもの」を否定したくなります。 たとえば「Youtuberが小学生のなりたい職業に!」などというニュースを見ると 「Youtubeに動画をアップしてるだけでしょ、バカバカしい。憧…

過ぎたるは及ばざるが如し ~ 資料は少ないほどよい

研修やコンサルティング、プロジェクトを行っていると、気付くことがあります。 それは多くの人が 「自分のアウトプット(提出物)の分量が多ければ多いほどよい」 と考えているのではないか、ということです。 特に「報告書」や「提案資料」などでそれを強…

人は損をしたくない

こんなクジがあるとします。 1)100%の確率で必ず90万円がもらえる。 2)90%の確率で100万円がもらえる。10%の確率でハズレ、つまり1円ももらえない。 さて、あなたはどちらを選ぶでしょうか。 このようなクジでは、ほとんどの人が1)を選ぶと言われています…