EAT & BITE

食べたもの、作った料理を掲載します。(株)東風社 代表取締役社長 幸本陽平です。

アイデアを生むには場所を変えよう

路面電車に乗ったところ、小学生の集団と一緒になりました。

引率の先生もいたので、平和公園にでも行くのでしょうか。

広島ではよくあります。

社内は混んではいたものの、4年生のみなさんは静かにしていて、迷惑をかけることもありません。

とはいえ社内は混んでいるので、今日くらいはスマホを見ずにボーっとしようか...となんとなく仕事の考え事をしていました。

 

すると、いいアイデアが二つ浮かびました。

もしもスマホでニュース等を見ていたら浮かばなかったことでしょう。

混んだ電車だからこそ、です。

 

「人生を変えたかったら住む場所を変えろ」

「仕事の成果は移動距離に比例する」

などの言葉もあります。

強制的に場所を変えることが新たなアイデアを生む秘訣なのかもしれません。

成果を時間で評価してはいけない

今回のタイトルから、

「従業員の労働時間の長さでその人を評価するのはよくない、という話だな」

と思われたかもしれませんが、そうではありません。
(まったく無関係でもないですが)

私は研修で、グループワークの時間を取ることがあります。

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トップこそ一挙手一投足がお客様に見られています

私は先日、ある会合に出て、ある企業のトップの方のお話を聞きました。その企業はあるメーカーの販売会社で、売上は数百億円あります。
(隠している部分が多くてすみません)

そのお話は、はっきり言って「失言」のオンパレードでした。

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知らないうちに、ハードルが高くなっていませんか

あなたの商品やサービス、実はお客様にとって「ハードルが高い」ものになっていませんか?

私は最近、紅茶をよく飲んでいます。

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「集客」は今すぐやめましょう

「集客してはいけない」

こんな風に言われたら、どう思うでしょうか。

「何を言っているんだ、まずは集客だろ」

「書籍でもWEB広告でも、いかに集客するかって話題が多いだろ。それだけ需要があるんだ」

逆張りで注目を集めたいのか」

…と思われるかもしれないのですが、決して逆張りを狙っているわけではありません。

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偏ったネット情報よりも「5人に聞く」

私の「5人聞き取り」について、ある方からこんなことを言われたことがあります。

今はインターネット調査とかビッグデータとかも盛んですが、わざわざ5人に聞くっていうのは、その逆を狙ったんですか?

私としては「逆を狙った」わけではなく、この5人聞き取りという形式の調査が99%の企業に最適だと確信しているから選んだ、に過ぎません。

しかしそのようにおっしゃる気持ちもわかります。

インターネットにせよ、ビッグデータにせよ、様々な大量のデータが以前よりも簡単かつ安価に分析できるようになりました。

それなのにわざわざアナログに、買った人のところに話しを聞きにいくなんて、と。

しかし、考えてみてください。

イギリスのEU離脱はあれだけ世論調査で残留が予想されていたにも関わらず、離脱になりました。

記憶に新しいヒラリーVS.トランプの米大統領選挙も、事前の調査に反してトランプ氏が当選しました。

もはや大規模な調査は意味を持たないのです。

もっといえば、インターネット上の情報は信用ならないと言えるでしょう。

たとえば実際に、アメリカのFacebookでは、知識層はトランプ氏を批判的に書く人が多くいるものの、実際にはトランプ氏が支持を集めました。

また、Youtubeで人気の動画も、語弊を恐れずに言えば「時間はあるがお金はあまりない人」の方が見ている確率が高く、必ずしも万人に人気とは言えないでしょう。

だからこそ、本音はネットではなく、直接聞いて集めなければなりません。

ネット上ではウソは簡単につくことができますが、面と向かってウソをつくことはかなりのエネルギーを必要とします。罪悪感もあるでしょう。だからこそネットに出てこない本音を集められるのです。

お客様の「本音」を知りたい方は、ぜひ5人聞き取りをご検討ください。

 

前回のブログで、私は次のように書きました。

スーパー銭湯の価値は、むしろ風呂に入ること以外のことを「できなくする」ことにある、と捉えられるのではないでしょうか。

yoheikomoto.hatenablog.com

もしそうだとしたら、スーパー銭湯はよかれと思って

無線LANを張り巡らせて、防水タブレットも貸して、入浴中でもインターネットできるようにしよう!」

と考えたら、お客様の価値の逆になってしまいます。
(こんなことはしないでしょうが...)

何を価値ととらえるか。企業が考える価値と、お客様が考える価値はズレていることが多いものです。だからこそ、私どもが提供している5人聞き取りのように、お客様の本音の意見を聞くことが有効になります。

この価値は、企業側が何を価値とみなしてお客様に伝えるか、という点でも重要です。

同じ商品・サービスであっても、その「価値」の伝わり方が違ったら、お客様は違った認識をするからです。

価値は一通りではない

たとえば「食べ放題のビュッフェ」を例に考えてみましょう。

食べ放題の価値とは何でしょうか?

・お腹いっぱい食べられること。
・好きなものばかり選んで食べられること。

もちろんそうなのですが、あまり健康的な感じはしないですよね。

それ以外にはないでしょうか。

・店員を呼んだり、料理を待ったりする必要がないこと。
・大人数で行ったときに、定額なので精算がラクなこと。

このように考えると、たとえば
「いろいろな人が集まる会ではビュッフェがラクで便利ですよ。なぜなら注文を取ったりする手間がないですし、誰が何をいくつ食べたかとか計算しなくてよいですから。」
と、宴会にぴったりですよ、という価値になります。

他にも

・普段はとるのが大変な野菜を、好きなだけたっぷり食べられること。

という価値にしたら、健康的でないどころか、むしろ正反対のヘルシーなイメージになりますね。

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ビュッフェを「食べすぎて不健康」という価値にするか、「野菜が食べられてヘルシー」という価値にするかは、届ける側のあなた次第です。

自分が思っている価値が、本当にお客様の視点での価値なのか?を考えてみてはいかがでしょうか。