中小企業の社員育成と組織づくりを支援~ファクター・コンサルティング(幸本陽平事務所)

ビジネスや社員育成に役立つ情報をお届けします。原則火・金曜更新

印象を残すにはわかりやすいたとえと数字を入れる

先日、メンタリストのDaiGo氏がテレビに出ていました。

その発言を聞いて、「さすが、わかりやすく伝えるのがうまいな」と思ってしまいました。

それは、彼が女性にフラれたという話題で、でもメンタリストなら相手の気持ちがわかるのでは?と質問され、こんなことを話していたからです。

「人は好きな相手を前にすると、脳がチンパンジー並にしか考えられなくなるんです。20分先しか考えられなくなるんですよ」

伝えるのがうまいな、と思ったのは次の2点です。

1)チンパンジーというわかりやすいたとえ

もし以下のように話していたらどうでしょう。

「人は好きな相手を前にすると、知能が低下するんですよ」

へぇ、ふぅん、で終わってしまいますよね。

しかしここで「チンパンジー並になる」というたとえで、「えーっ、サルと一緒になっちゃうの!?」とわかりやすく伝えることができます。

しかもここは聞き手にわかりやすいたとえになっていることがポイントです。

もしも「知能が類人猿並になるんですよ」と言っていたら、類人猿という言葉にピンと来ない人にはかえってわかりにくくなってしまいます。

2)20分という具体的な数字

これも同じく次のように話していたらどうでしょう。

「人は好きな相手を前にすると、ちょっと先しか考えられなくなるんですよ」

ちょっと先、と言われてもこれもまたピンと来ないですよね。

しかもちょっと先、は解釈に幅があります。人によっては1分後かもしれないし、3日後も「ちょっと先」かもしれません。

具体的に20分と数字を出すことで、「えー、映画一本分より短いの!?」などと具体的になります。

さらに20分という明確な数字があることで、信憑性も感じさせます。これだけ具体的な数字があるということは、その根拠もあるのだろうな、と無意識に思わせるわけですね。

※余談ですが、これは「メンタリストなのに、彼女の心は読めないのか!じゃあそのメンタリストの能力も眉唾じゃないのか!?」というおそらくしょっちゅう生じるであろう疑念に対するうまい反論にもなっているわけですね(笑)

「わかりやすいたとえ」「具体的な数字」が相手の心に届かせるポイントです。

f:id:yoheikomoto:20180730165950p:plain