中小企業の社員育成と組織づくりを支援~ファクター・コンサルティング(幸本陽平事務所)

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黙っている人をどうフォローするか

人は、つい自分自身を中心に物事を考えてしまいがちです。

経営者の方は、「経営者の自分」を基準としてものごとを考える傾向があります。

たいてい経営者の方は、自分で考え、自分で決断し、自分で行動する...それが「普通」だと考えます。

(もちろん、そうでないと経営者としてはやっていけないのですが)

ところが、従業員の方は、必ずしもそうだとは限りません。

考えたり、決断したり、行動したり、こういったことを人に決めて指示してもらいたい...自分では口も手も頭もなるべく動かさないでおこう...。

もちろんそれでは困るのですが、こういった人がいるのも事実です。

そこで特に困ってしまう従業員の行動が、黙ってしまうこと。

反論する、反抗するなどであればやり取りの中でコミュニケーションが取れる可能性もあります。

しかし、黙ってしまうと、コミュニケーションの取りようがありません。

そのような人は受け身で、黙ることで相手が何かしてくれるのを待っているのです。

「そんなやる気のないことでどうする!わからないとかできないとか何か言え!誰かが世話を焼いてくれると思ったら大間違いだ!」

そう思う気持ちもわかります。しかし残念ながら、こういった方法でしか反応できない人が一定数いるのも事実です。

そんなときは、黙っていてもわからんだろ!何か言え!と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、こちらから質問をして促してあげましょう。

その人も、悪気があるわけではなく、過去に何か発言して怒られたりバカにされたりした経験で「黙っていた方がトクだ」となってしまっただけなのです。

そんな人も「黙っていることは損だ」「間違っていても、おかしくても、それでいいんだ」と気付けば、発言してくれます。

「言わない=やる気がない」ではなく、言えないだけだということに気付いてあげましょう。