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身近なニュースで学ぶマーケティング講座

世界一カンタンで効果が出る市場調査「5人聞き取り」を提供する幸本陽平が、身近なニュースでマーケティングを解説します。

トップこそ一挙手一投足がお客様に見られています

私は先日、ある会合に出て、ある企業のトップの方のお話を聞きました。その企業はあるメーカーの販売会社で、売上は数百億円あります。
(隠している部分が多くてすみません)

そのお話は、はっきり言って「失言」のオンパレードでした。

無意識のうちに失言を連発する企業トップ

終始、発言内容が上から目線。
しかもそれだけなら「アクが強い人」で済むかもしれませんが、特定の国や地域を馬鹿にしたり、繰り返し「ウチみたいな中小企業は…」と発言したり(おそらくその企業は出席者でトップクラスの売上)、非常に鼻につくものばかりでした。

もしもこの一連の話がTVやWEBに流れたら大炎上だろう、という失言の連発でした。

この企業トップの方は創業者の一族で、30代半ばで社長になった方でした。もちろん創業者一族だろうと、若かろうと、素晴らしい方はいます。しかしこの方は、残念ながら「周囲に注意してくれる人がいないんだろうな」と思わせるレベルでした。

私はこの会社の商品を買う気がなくなりました。
同社は販売会社で、親会社のメーカーは素晴らしいものづくりをしていると聞いています。しかし、このような差別精神丸出しの人が関わっている、というだけで買う気をなくしてしまったのです。

あなた=商品や企業のイメージになります

さて、あなたはこのように「自分の評判でお客様を遠ざけている」ことがないでしょうか。

「私はちゃんと恥ずかしくない生き方をしている、失言もしていない」

そう思うかもしれません。しかし、本当にそうでしょうか。おそらく冒頭の社長も自分自身は素晴らしい経営者だと思っていることでしょう。だって、自分を注意する人はだれもいないのですから。

私自身、上司も社長もいない立場で生きているので、誰も叱ってくれません。だからこそ、私に注意してくれたり、悪いところを指摘してくれたりする人には非常に感謝しています。私の悪いところを注意しても、恨まれる可能性こそあれ、その人は何も得をしないのですから。

経営者だろうと、イチ担当者だろうと、常にお客様に見られていることを忘れてはなりません。たとえ業務とは無関係の行動や発言であっても、「あんなことを言う人からは買いたくない」と思われたらおしまいです。

無意識のうちに自分に思い上がった発言がないか、他人を蔑んだり馬鹿にしたりしていないか、「自分は大丈夫」と思い込まずに自省することが大切です。